簿記3級レッスン!残高試算表を使った問題




こんにちは。

簿記3級の試験では残高試算表か、合計試算表、もしくは繰越試算表といったものが出題されると思います。

それで今回は残高試算表を使って説明していこうかと思います。

前回の記事はこちら↓

簿記3級レッスン!短いですが、前回までのおさらいを少々
さて、前回は資産・負債・純資産・収益・費用について簡単に説明をさせていただきました。 簿記3級で使用される勘定科目は100種類くらいあって、それぞれがこの5つに分類されるということもご説明しました(例外がある話はいいです)。 一応、前回登場した下記の図...
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残高試算表について

残高試算表

残高試算表は、貸借対照表と損益計算書を併せたような作りになっています。

左側が借方、真ん中が勘定科目、右側が貸方になっていて、書いてある数字は、各勘定科目の貸借の”差額”を集計した数字です。一番下の数字は表にある借方、貸方の合計額です。

例えば、このあと「買掛金¥10,000を現金で支払ったという取引」があったとします。

借方貸方
買掛金10,000現金10,000

この取引を上記の図に反映させると、現金の借方残高は¥1,100,000、買掛金の貸方残高は¥870,000になります。

試験では、残高試算表とその翌月に企業が行った取引が資料として与えられ、「答案用紙にある翌月末の残高試算表を完成させなさい」とか、そんな感じの問題がでたりします。

残高試算表を使った問題をやってみよう

残高試算表

上記は平成30年1月31日の残高試算表です。企業が2月中に行った取引にもとづいて、2月28日の残高試算表を完成させなさい。

~2月中の取引~

1. 商品¥500,000を仕入れ、代金のうち¥300,000を現金で支払い、残額は掛けとした。

2. 商品¥700,000を売上げ、代金のうち¥400,000を小切手で受取り、残額は掛けとした。

3. 売掛金¥500,000の回収について、得意先から現金\200,000を受取り、残額は得意先振出の約束手形を受け取った。

4. 有価証券¥100,000を¥115,000で売却し、代金は翌月末に受け取ることとした。

5. 買掛金¥230,000の支払いについて、¥100,000を小切手を振り出して支払い、残額は当社を受取人とする約束手形の裏書譲渡を行った。

6. 従業員へ給料¥300,000と、水道光熱費¥50,000を現金で支払った。

7. 取引先の倒産により前期の売掛金¥60,000の回収が不可能となった。

答えを開く

それぞれの仕訳

1.

借方貸方
仕入500,000現金

買掛金

300,000

200,000

2.

借方貸方
現金

売掛金

400,000

300,000

売上700,000

3.

借方貸方
現金

受取手形

200,000

300,000

売掛金500,000

4.

借方貸方
未収金115,000有価証券

有価証券売却益

100,000

15,000

5.

借方貸方
買掛金230,000当座預金

受取手形

100,000

130,000

※自らが受取人になっている約束手形は受取手形です。受取手形を裏書譲渡することで資産が減少します。

6.

借方貸方
給料

水道光熱費

300,000

50,000

現金350,000

7.

借方貸方
貸倒引当金60,000売掛金60,000

※前期以前の債権が当期中に回収不能になった場合、貸倒引当金と相殺します。

貸倒引当金を計上していない場合、引当金の計上額を超える損失が出た場合の差額は「貸倒損失」として費用計上します。

また、当期にできた債権が貸し倒れた際は、引当金の有無にかかわらず「貸倒損失」として扱います。

まとめにかえてこぼれ話 ~どうして借方、貸方っていうの?~

借方と貸方って普段は使わない言葉です。僕も初めて簿記を学んだときは「借方/貸方」ってなんなの?と思いました。

知っている方もいるかと思いますが簿記の技術というのは、もともと日本にあったものではなく輸入物です。日本に簿記がやってきたとき「debtor/creditor」という表記でした。

そう、「借方/貸方」とは単純に「debtor/creditor」を直訳したものです。気になっていた方が少しでもすっきりしてくれれば幸いです。

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